普及版 字通 の解説

15画
[字訓] やわらぐ・つつしむ
[説文解字]

[字形] 会意
門+言。〔説文〕三上に「和
(わえつ)して諍(あらそ)ふなり」とし、字を門(もん)声とするが音が合わず、もとより会意字である。門は
門。その
門に祝詞を収める器(
(さい))をおいて神意をうかがうは問。言は盟誓して祈る意で、神意を待つことを
という。夜中幽暗のとき、そこに声を発して神意が示されることがあり、その字は闇。〔玉
〕に「和
の皃なり」とあり、謹んで神意を待つことをいう。[訓義]
1. やわらぐ、つつしむ。
2.

は和敬のさまをいう。[古辞書の訓]
〔名義抄〕
ヨロコブ・ヤハラカナリ 〔字鏡集〕
サトル・シンヤハラグ・ヤハラカナリ・ウヤマフ・ヨロコブ[語系]
・
・
ngi
nは同声。〔説文〕に
に争う意を加えているのは、おそらく
(ぎん)・
(ぎん)の通用の義であろう。[熟語]

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