デジタル大辞泉 「ぎんぎん」の意味・読み・例文・類語 ぎん‐ぎん [形動]あることに熱中して気分が高揚しているさま。また、その対象にもいう。「ぎんぎんに踊りまくる」「ぎんぎんなロック」[副](スル)1 犬や虫などがうるさく鳴くさま。「蝉が―鳴いていた」〈葛西・子をつれて〉2 頭がひどく痛むさま。「二日酔いで頭がぎんぎんする」[アクセント]はギンギン、はギンギン。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「ぎんぎん」の意味・読み・例文・類語 ぎん‐ぎん 〘 副詞 〙① 虫などがうるさい声を立てて鳴くさまを表わす語。[初出の実例]「松の樹にはいつでも蝉がギンギン鳴いてゐた」(出典:子をつれて(1918)〈葛西善蔵〉)② 頭が、絶えずひどく痛むさまを表わす語。[初出の実例]「昨夜の悪酒がいくらかまだ残ってゐて、頭がぎんぎん痛む」(出典:一兵卒の銃殺(1917)〈田山花袋〉一三)③ 気分が非常に高揚した状態になるさまを表わす語。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「ぎんぎん」の読み・字形・画数・意味 【】ぎんぎん 争うさま。〔史記、魯世家論賛〕余(われ)聞く、孔子して曰く、甚だしい矣(かな)、魯のへたること。洙泗(しゅし)(魯の川の名)の、如たりと。字通「」の項目を見る。 【】ぎんぎん 和敬のさま。〔論語、先進〕閔子騫(びんしけん)側(かたは)らに侍す。如たり。子路、行行如(剛強のさま)たり。・子貢、侃侃如(かんかんじよ)(和楽のさま)たり。字通「」の項目を見る。 【】ぎんぎん 犬の声。楚・宋玉〔楚辞、九弁、四〕豈に鬱陶として君を思はざらんや 君の門、九重を以てす 猛犬としてへ吠(な)き 關梁閉ぢてぜず字通「」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報