ギ酸ナトリウム(読み)ギサンナトリウム

化学辞典 第2版 「ギ酸ナトリウム」の解説

ギ酸ナトリウム
ギサンナトリウム
sodium formate

CHNaO2(68.01).HCOONa.ギ酸水酸化ナトリウムで中和すると得られる.工業的には,一酸化炭素と水酸化ナトリウムを加圧下で加熱反応させる.無色単斜晶系の結晶性粉末.融点253 ℃.1.92.水に易溶.強熱すると水素シュウ酸ナトリウムになる.シュウ酸,ギ酸の製造に用いる.有機合成試薬,還元剤貴金属沈殿試薬としても用いられる.[CAS 141-53-7]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

1 《「礼記」月令から》カワウソが自分のとった魚を並べること。人が物を供えて先祖を祭るのに似ているところからいう。獺祭魚。おそまつり。うそまつり。2 《晩唐の詩人李商隠が、文章を作るのに多数の書物を座...

獺祭の用語解説を読む