クイズイル(その他表記)Kyzyl

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クイズイル」の意味・わかりやすい解説

クイズイル
Kyzyl

1918年までベロツァルスク Belotsarsk,18~26年はヘムベルドゥイル Khem-Beldyr。現名称はチュルク語系言語のキジル (「赤」の意) に由来。ロシア中東部,東シベリア南部,トゥーバ共和国の首都。クラスノヤルスク南南東約 500km,トゥーバ盆地中央部にあり,エニセイ川源流の大エニセイ川と小エニセイ川が合流する地点に位置する。 1914年建設され,44年ソ連に併合されたのち発展,人口は 30年の 3000人から,50年には1万 8000人にふえた。トゥーバの政治,経済,文化の中心地で,自動車修理,家具,皮革,食品などの工業が発達し,教育大学,言語・文化・歴史研究所,トゥーバ劇場,ロシア劇場,郷土博物館などの教育・文化施設がある。アバカンから市まで幹線自動車道が通じているとともに,市から共和国内の各地に放射状にハイウェーが延びる。空港もある。人口 10万9906(2010)。

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