大学事典 「クウェート大学」の解説
クウェート大学[クウェート]
クウェートだいがく
首都クウェート市にあるクウェートで最も古い,国を代表する国立総合大学。豊かな石油資源に恵まれるクウェートは急速な経済発展を遂げ,国民の教育機会の充実や国家開発を担う人材育成が課題となった。このため1966年に初の国立大学であるクウェート大学が誕生した。初年度は理学,人文,教育,女子教育の4学部が設置され,翌年度に法学,イスラーム学,ビジネス,経済,政治学の各学部が続いた。2015年時点で六つのキャンパスに16学部(法学,アーツ,理学,医学,工学・石油,看護学,教育,イスラーム法・イスラーム学,ビジネス管理,薬学,歯科学,社会科学,生命科学,建築,コンピュータ科学・工学,健康)を擁し,76の学士課程プログラム,71の大学院プログラムを提供。3万7879人の学生が学び,その72%を女子が占める。その背景には男子の方が女子よりも海外大学への進学の機会が多いという事情もある。2015年のQS社の世界大学ランキングでは「701+」に入った。
著者: 和氣太司
出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報