クェリヌス(その他表記)Quellinus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クェリヌス」の意味・わかりやすい解説

クェリヌス
Quellinus

アントウェルペンの芸術一家。 17世紀初頭に活躍した彫刻家エラスムス・クェリヌス1世に始る。その息子エラスムス2世 (1607~78) はルーベンス弟子として知られる画家。その弟アルテュス1世 (09~68) はフランドルバロックを代表する彫刻家。ローマで F.デュケヌアの弟子となり,またベルニーニの影響を受けた。 1640年アントウェルペンで聖ルカ組合に加盟する親方となり,様式的にはルーベンスの影響を強めた。 48~55年アムステルダム市庁舎の内外装飾を担当。アルテュス1世の息子アルノルト (アルテュス3世) は彫刻家としてイギリスで活躍。エラスムス2世の息子ヤン・エラスムス (34~1715) はイタリアで修業し,アントウェルペンで活躍した画家。ベロネーゼとルーベンスの影響を強く受け,宗教画,歴史画を多く描いている。

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[生]1936.2.20. 千葉,臼井プロ野球選手,監督。佐倉第一高等学校から立教大学を経て,1958年に東京読売巨人軍(読売ジャイアンツ)に入団。右投げ右打ちの強打の三塁手として,入団 1年目に本塁...

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