くしゃん

精選版 日本国語大辞典 「くしゃん」の意味・読み・例文・類語

くしゃん

  1. 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )
  2. くしゃみの音を表わす語。
    1. [初出の実例]「母はクシャンクシャン嚔をし乍ら」(出典:竹沢先生と云ふ人(1924‐25)〈長与善郎〉竹沢先生の家)
  3. 物があっけなくこわれるさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「持ったのを引払はれて、飴の鳥はくしゃんと潰れる」(出典:日本橋(1914)〈泉鏡花〉三)
  4. 元気なくしおれているさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「それ等は始めからオドオドして、側から見てゐられない程くしゃんとしてゐた」(出典:一九二八・三・一五(1928)〈小林多喜二〉七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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