クシ語系諸族(読み)クシごけいしょぞく(その他表記)Cushites

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クシ語系諸族」の意味・わかりやすい解説

クシ語系諸族
クシごけいしょぞく
Cushites

エリトリアエチオピアソマリアを中心にケニアタンザニアなどに広く居住している,クシ語派に属する諸言語を用いる諸民族の総称。以前はクシト諸族と呼ばれた。文化,社会,生業などは多様である。東アフリカ各地に散在する灌漑,雛壇耕作,巨石建造物の起源を古代クシュ(クシ)王国(→クシュ)に帰する壮大な文化論が唱えられている。しかし,この文明とクシ語系諸族の祖先との対応は必ずしも明らかではない。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む