クズル・ウルマク(読み)くずるうるまく(その他表記)Kizil Irmak

日本大百科全書(ニッポニカ) 「クズル・ウルマク」の意味・わかりやすい解説

クズル・ウルマク
くずるうるまく
Kizil Irmak

トルコの小アジア半島中央部を流れる川。西方向から最後は北東方向へと、大きく時計回り流路をとって黒海に流れ出る。全長960キロメートルでトルコ最大の川である。クズル・ウルマクとは「赤い川」の意で、その名は雨期濁流に由来する。英語ではキジル・イルマクと読む。流域灌漑(かんがい)用水として利用されるほか、中流にはヒルファンル、ケシックキョプリュなどのダムがあって発電用水としても開発されている。

[末尾至行]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む