日本大百科全書(ニッポニカ) 「クズル・ウルマク」の意味・わかりやすい解説 クズル・ウルマクくずるうるまくKizil Irmak トルコの小アジア半島中央部を流れる川。西方向から最後は北東方向へと、大きく時計回りの流路をとって黒海に流れ出る。全長960キロメートルでトルコ最大の川である。クズル・ウルマクとは「赤い川」の意で、その名は雨期の濁流に由来する。英語ではキジル・イルマクと読む。流域の灌漑(かんがい)用水として利用されるほか、中流にはヒルファンル、ケシックキョプリュなどのダムがあって発電用水としても開発されている。[末尾至行] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例