ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クベブ」の意味・わかりやすい解説 クベブcubeb ジャワ,スマトラ,スリランカ,西インド諸島で栽培されているコショウ科のピペル・クベバ Piper cubebaという多年生つる植物の乾燥した成熟一歩手前の果実。芳香があり,刺激性の辛みと少しの苦みをもっている。テルペンと C15H24 の含水化合物を含んでいる。古くからアラビアの医者に薬として知られており,ヨーロッパでは香辛料として使われ,薬用としては,利尿剤,尿防腐剤,去痰薬として使用,また,たばこに入れて呼吸器系カタルや喘息に用いられた。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by