クライシス

デジタル大辞泉 「クライシス」の意味・読み・例文・類語

クライシス(crisis)

危機。重大局面。特に、経済上の危機。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「クライシス」の意味・読み・例文・類語

クライシス

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] crisis )
  2. 危機。重大な局面。
    1. [初出の実例]「赤い切手をとんと張った時には、愈クライシスに証券を与へた様な気がした」(出典:それから(1909)〈夏目漱石〉一六)
  3. 経済上の危機。恐慌。〔外来語辞典(1914)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のクライシスの言及

【恐慌】より

…資本主義的商品経済にしばしばくり返されてきた経済的な攪乱(かくらん),麻痺(まひ),破綻(はたん)状態を指す。原語に2系統あり,そのうち,クライシスはもともとは病気の危機的峠を意味し,パニックはギリシア神話の牧神パンの気まぐれのひきおこす狼狽(ろうばい)を意味していた。それゆえ,パニックは資本主義経済の市場機構に生ずる急性的崩壊現象にあてはまり,クライシスはそれをも含めより構造的な経済危機に妥当する用語であって,恐慌という訳語は,文脈によってその両方の事象を含みうる。…

※「クライシス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android