最新 地学事典 「クライマックス鉱山」の解説
クライマックスこうざん
クライマックス鉱山
Climax mine
米国コロラド州中西部にある世界最大のモリブデン鉱山。先カンブリア基盤岩中のドラッグ褶曲の背斜軸に貫入した新生代の石英斑岩~斑状花崗岩に関係して形成。この岩株の頂部とその周辺の細脈~網状輝水鉛鉱石英脈鉱床。鉱体は断面で下向きの半月状。少量の錫石・マンガン重石・モナズ石・黄銅鉱・黄鉄鉱・閃亜鉛鉱・方鉛鉱・トパーズ・正長石・蛍石・セリサイト・粘土鉱物などを伴う。1879年発見,1924年から本格操業。総鉱量4.5億t(MoS20.37%)。67年から地表付近の二次鉱物の水鉛華を木炭抽出法で回収。本鉱床の成因モデルがコロラド鉱化帯のHenderson, Mt.Emmonsなどの潜頭モリブデン鉱床の発見を導く。
執筆者:石原 舜三
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

