最新 地学事典 「クラッグ」の解説
クラッグ
Crag
イングランド東部からベルギーにかけ,鮮新~更新世に,北海の小規模な海進により堆積した貝殻に富む砂層。英国の地質学者がshelly sandsをCragと呼んだ。フランスのfalunsと似ているが,Bry-ozoaなどを多く含み,より沿岸相を示す。下位から,Coralline Crag, Older Red Crag, Newer Red Crag(以上海浜堆積物),Norwich Crag, Chillesford Crag, Weybourne Crag(以上汽水成堆積物)に区分。Newer Red CragとWeybourne Cragに冷水生貝化石が含まれる。Cragは従来,鮮新統とされていたが,1948年のロンドン会議の決定によって下部更新統に属するとされた。
執筆者:石田 志朗
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

