最新 地学事典 「クラマス山地」の解説
クラマスさんち
クラマス山地
Klamath Mountains
米国西部のカリフォルニア州北部からオレゴン州南部にわたる南北400km,東西200kmの山地。東端はカスケード火山帯のシャスタ火山等に覆われ,西端は太平洋に没する。コーストレーンジズ(海岸山脈)の一部。ここの地質構造は日本列島の鏡像であり,太平洋岸の白亜紀付加体に陸側からジュラ紀のジョゼフィン・オフィオライトが衝上し,その上に古生代後期~三畳紀の付加体とオフィオライト及び高圧変成岩が衝上し,さらに最上位(東端)に古生代前期のトリニティ・オフィオライトと堆積物が衝上している。すなわち,構造的上位ほど古い時代の地質体が重なるナップ・パイルとなっている。
執筆者:石渡 明
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

