最新 地学事典 「始原岩層」の解説
しげんがんそう
始原岩層
primitive rocks ,primitive mountains ,primary mountains
化石を利用した生層序学が現れる前,17~18世紀にJ.G.レーマンやA.G.ウェルナーが研究した中部ヨーロッパの岩層に基づく層序の最下位層で,事実上は基盤岩類。現在の用語でいえば先カンブリア界やバリスカンの花崗岩・変成岩などの結晶質岩を意味する。始原海洋(primitive ocean, Urozean)から,当時特有の条件のもとで沈殿したものと考えられていた。
執筆者:山下 昇
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

