日本大百科全書(ニッポニカ) 「地塊山地」の意味・わかりやすい解説 地塊山地ちかいさんち 断層山脈と同じ意味で用いられる場合と、塊状の断層山地の意味に使用される場合とがあり、断層地塊山地とよばれることもある。日本には北上(きたかみ)・阿武隈(あぶくま)両山地、飛騨(ひだ)・木曽(きそ)・赤石(あかいし)三山脈をはじめ多くの地塊山地がある。アメリカ合衆国のネバダ、ユタ、アリゾナ三州を中心とする地域、トルコ北部からイラン北部に至る山地、ドイツ中央部のハルツ山地などでは地塊山地の発達が良好である。[有井琢磨] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の地塊山地の言及 【山】より … アルプス,ヒマラヤをはじめ世界の大山脈の多くは,地殻運動による横圧力によって地層が褶曲させられ,さらに撓曲運動により隆起した〈褶曲山脈〉である。日本列島も巨視的には褶曲山脈であるが,断層の発達が顕著で,局部的には断層崖によって境された〈地塊山地〉の例が多い。六甲山地(兵庫),木曾山脈(長野),生駒山地(大阪・奈良)などがその例である。… ※「地塊山地」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by