クラレット

デジタル大辞泉 「クラレット」の意味・読み・例文・類語

クラレット(claret)

フランスボルドー産の赤ぶどう酒。また、そのような濃い赤紫色。

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精選版 日本国語大辞典 「クラレット」の意味・読み・例文・類語

クラレット

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] claret ) フランスのボルドー産の高級赤葡萄酒。ボルドー酒。
    1. [初出の実例]「封口(くち)を開けた葡萄酒(クラレット)の瓶」(出典:くれの廿八日(1898)〈内田魯庵〉一)

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飲み物がわかる辞典 「クラレット」の解説

クラレット【claret】


フランス南西部のボルドー産の赤ワイン。◇12世紀、ボルドーが英国領となった際、ボルドーの赤ワイン「クレーレ(clairet)」がイギリスに渡り、転じて赤ワインの代名詞となったとされる。

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世界大百科事典(旧版)内のクラレットの言及

【ブドウ酒(葡萄酒)】より


[各国のブドウ酒]
 世界的な銘醸地としては,フランスではボルドーとブルゴーニュが挙げられる。前者ではクラレットとも呼ばれる赤ワインとソーテルヌの貴腐ワインが優れ,後者ではシャンベルタン,ボーヌ,ロマネの赤,モンラッシェ,シャブリの白が逸品である。シャンパンを出すシャンパーニュの名も逸することはできない。…

※「クラレット」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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