クリグラーナジャー症候群(読み)クリグラーナジャーショウコウグン(その他表記)Crigler-Najjar's syndrome

デジタル大辞泉 の解説

クリグラーナジャー‐しょうこうぐん〔‐シヤウコウグン〕【クリグラー・ナジャー症候群】

肝臓ビリルビンを処理するグルクロニルトランスフェラーゼという酵素欠乏により、血液中に間接ビリルビンが増加する遺伝性疾患

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

クリグラー=ナジャー症候群
クリグラー=ナジャーしょうこうぐん
Crigler-Najjar's syndrome

1952年,アメリカ医師 J.クリグラーと V.ナジャーが初めて報告した新生児の重症黄疸をいう。原因は,間接型ビリルビンを直接型に変える酵素 (グルクロナール・トランスフェラーゼ) の先天的な欠如で,常染色体性劣性遺伝型式をとり,男女ともに出現する。多く核黄疸のため,1年以内に死亡する。

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