クルマアツバ(読み)くるまあつば

日本大百科全書(ニッポニカ) 「クルマアツバ」の意味・わかりやすい解説

クルマアツバ
くるまあつば / 車厚翅

昆虫綱鱗翅(りんし)目ヤガ科のクルマアツバ亜科Miniinaeの総称、またはそのなかの1種。この亜科はヤガ科のうちで灰褐色系のじみな色をした小形種からなり、日本に約80種を産する。幼虫の食性に特徴があり、多くの種は植物の枯れ葉を食べるが、一部の種では針葉樹の緑葉を食べ、あるいはシダ類、コケ類などの下等植物に限定される。

 クルマアツバParacolox derivalisは、北海道、本州のおもな山地に産し、樺太(からふと)(サハリン)、朝鮮半島、中国、ヨーロッパに広く分布する。はねの開張26ミリメートル内外で、黄色の地に中央部を横切る暗褐色の線がある。7~8月に現れ、幼虫はカシワヤナギなどの枯れ葉を食べる。

[杉 繁郎]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

〘 名詞 〙 春の季節がもうすぐそこまで来ていること。《 季語・冬 》 〔俳諧・俳諧四季部類(1780)〕[初出の実例]「盆栽の橙黄なり春隣〈守水老〉」(出典:春夏秋冬‐冬(1903)〈河東碧梧桐・高...

春隣の用語解説を読む