クレーウェ(その他表記)Kleve

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クレーウェ」の意味・わかりやすい解説

クレーウェ
Kleve

ドイツ西部,ノルトラインウェストファーレン州北西端の小都市。デュースブルクの北西約 60km,オランダ国境まで 14kmにある。 11世紀からクレーウェ伯の居城があり,1242年に都市権を得た。 1815年プロシア領に編入されるまでは,その帰属が幾度も変更になった。第2次世界大戦により市街大打撃を受けたが,歌劇ローエングリンの伝説の城シュワーネンブルク (白鳥城。現裁判所) は,15世紀の塔2基を有する。 15世紀の教会も残り,観光地となっている。工業では製靴食品工業特色がある。人口4万 5963 (1991推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android