クロエリハクチョウ(読み)くろえりはくちょう(その他表記)black-necked swan

日本大百科全書(ニッポニカ) 「クロエリハクチョウ」の意味・わかりやすい解説

クロエリハクチョウ
くろえりはくちょう / 黒襟白鳥
black-necked swan
[学] Cygnus melanocoryphus

鳥綱カモ目カモ科の鳥。南アメリカとフォークランド島に生息する「白鳥」であるが、頸(くび)が黒い。全長約105センチメートル。赤い鼻瘤(びりゅう)があり、嘴(くちばし)は灰青色、足はピンクである。目を横切って細い白線が走る。雌雄は同色。声はかすれて低い。主として淡水沼にすみ、おもに水草などを食べる。群れはなさず、つがいごとに互いに離れて葦原(あしはら)に営巣し、1腹4~8卵、抱卵は36日間である。雛(ひな)は親の背中に乗って運ばれる。黒い頸を前方に伸ばして威嚇姿勢をとる習性があるが、コブハクチョウのように翼を背の両側に膨らませることはない。

[黒田長久]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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