岩石学辞典 「クーゼル岩」の解説 クーゼル岩 石英を含む微文象組織の優白質な黒雲母オージャイト玢(ひん)岩で非常に変質したもの[Rosenbusch : 1887].斑晶は多量のアンデシンと変質したわずかのオージャイトで,石基は斜長石と正長石が黒雲母とオージャイトとユーテクティック作用によって粒間を充填した石英とマイクロクリンから構成されている.この岩石は混成作用かミグマタイト化作用を受けたらしい.ドイツ,ザール(Saar)盆地のクーゼル(Kusel[Cusel])に因む. 出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報