デジタル大辞泉 「ぐしぐし」の意味・読み・例文・類語 ぐし‐ぐし [副]1 わけのわからないことをぶつぶつ言うさま。「わけもないこと―言って」〈黄・金生木〉2 紙などがもみくちゃになったさま。「―となりけるはまことに愚人夏の虫」〈浄・出世景清〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「ぐしぐし」の意味・読み・例文・類語 ぐし‐ぐし 〘 副詞 〙① ( 「と」を伴って用いることもある ) ぶつぶつと何か言うさまを表わす語。ぐずぐず。[初出の実例]「たまたまものを言ひつけても、ぐしぐしばかりぬかして」(出典:咄本・鹿の巻筆(1686)一)② 紙などが、もみくちゃになったさまを表わす語。ぐしゃぐしゃ。[初出の実例]「景清にっこと打わらひそばに有りけるすご六ばん、かた手に取てなげつくれば〈略〉ぐしぐしとなりけるは」(出典:浄瑠璃・出世景清(1685)二)③ 声をおさえて泣くさま、また、その泣き声を表わす語。しくしく。めそめそ。[初出の実例]「ぐしぐしとなくのでこううはなれかね」(出典:雑俳・柳多留‐一二(1777)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例