デジタル大辞泉
「巻筆」の意味・読み・例文・類語
まき‐ふで【巻(き)筆】
1 芯を立てて紙を巻き、その周囲に毛を植えて穂を作った筆。
2 色糸などで軸を巻いて装飾した筆。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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まき‐ふで【巻筆】
- 〘 名詞 〙
- ① 色糸などで軸を巻いて飾りたてた筆。摂津国(兵庫県)有馬の名産。
- [初出の実例]「しらなんだいまはたしたを巻筆のかかる御歌を墨そめんとは」(出典:狂歌・豊蔵坊信海狂歌集(17C後))
- ② 心(しん)を立てて紙を巻き、そのまわりに順次獣毛を植えて穂を作った筆。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の巻筆の言及
【筆】より
…筆管は竹についで木が多く,玉,陶,骨,角,金,銀,石などが用いられ,しばしば美しい彫刻や彩色,漆などが施される。筆毫には,心(しん)を建てて紙を巻き,その周囲に毛を植えていく巻筆(まきふで)または有心筆と,心のないねりまぜ式の水筆または無心筆とがある。
[中国]
筆の字は甲骨文や金文にも見え(
,
),手で管をもつ姿をかたどっている。…
※「巻筆」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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