グスタフ・J.ラムステッド(その他表記)Gustaf John Ramstedt

20世紀西洋人名事典 の解説

グスタフ・J. ラムステッド
Gustaf John Ramstedt


1873.10.22 - 1950.11.25
フィンランドの東洋語学者,アルタイ比較言語学者。
元・フィンランド代理公使。
1906〜17年ヘルシンキ大学講師、’41年まで員外教授を務めた他、フィンランド東洋学会やフィン・ウゴル学会も主宰。「ハルハ蒙古語の動詞活用」(’02年)、「蒙古文語、ウルガ方言音声比較」(’03年)で近代的モンゴル語研究を確立した他、「アルタイ言語学入門」全3巻(’52〜66年)ではアルタイ言語学の基礎を築く。その他の著書に、「カルムイク語辞典」(’35年)、「朝鮮語語源辞書」(’49年)がある。晩年は、フィンランド学士院会員に選ばれる。また、エスペラント語学者としても有名

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android