ぐすと

精選版 日本国語大辞典 「ぐすと」の意味・読み・例文・類語

ぐす‐と

〘副〙 いいぐあいにすっかりはいったり、また、円滑に抜け離れたりするさまを表わす語。すっぽり。するり。
名語記(1275)五「かしらや、又、さしいでたる物を、くすとひきいるなどいへる、くす如何
咄本・鹿の子餠(1772)比丘尼菖蒲革染をぐすとぬぎかへ、ぬっと二階へあがり」

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デジタル大辞泉 「ぐすと」の意味・読み・例文・類語

ぐす‐と

[副]するりと。すっぽりと。
「お中様はどこぞの蚊帳へ―入り」〈浄・浪花鑑

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