グプタ紀元(読み)グプタきげん(その他表記)Gupta Era

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「グプタ紀元」の意味・わかりやすい解説

グプタ紀元
グプタきげん
Gupta Era

古代インドのグプタ朝の紀元。 320年を元年とする。それは王朝第1代のチャンドラグプタ1世がガンジス中流域の覇権を握って王位についた年と考えられており,この紀元はグプタ朝滅亡後もマイトラカ朝などによって使用された。

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世界大百科事典(旧版)内のグプタ紀元の言及

【グプタ朝】より

…
【歴史】
 初代チャンドラグプタ1世は,マウリヤ朝の創始者と同じ名をもち,同じくパータリプトラ(現,パトナ)に都し,バイシャーリーVaiśālīの名族リッチャビ族の娘と結婚して,その威信を高めて,ビハールとウッタル・プラデーシュの諸国を征略して,ガンガー(ガンジス川)中流域の覇権を握った。319∥320年にあたる〈グプタ紀元〉元年は,王が即位した年であろう。その子サムドラグプタは,その軍事的功業,才能と威徳をたたえたアラーハーバード石柱碑文によれば,ガンガー流域一帯に領土を拡大し,ラージャスターン,中央インドからデカン東部にかけての諸王を服属させ,南インドのカーンチーに都したパッラバ朝の領土まで遠征し,さらに周辺の諸部族や異民族,遠くはスリランカからも貢租を納めさせたという。…

【ヒンドゥー教】より

…ヒンドゥー暦は太陰暦であり,今日もなお宗教的目的に使われている。紀元にはビクラマ紀元(前58),シャカ紀元(78),グプタ紀元(320),ハルシャ紀元(606)などがあるが,北インドではビクラマ紀元が最もよく使われた。
[儀礼]
 ヒンドゥー教では偶像崇拝が盛んで,毎朝,川や貯水池などで沐浴してシバ神などの神像を礼拝してから食事をする。…

※「グプタ紀元」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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