光(波長ほぼ10~105 nm の電磁波)のうち,可視光域(約400~800 nm)の短波長側にあるのが紫外線である.このうち,190 nm あたりを境にして,長波長側を近紫外線またはドルノ(Dorno)域とよび,短波長側を遠紫外線またはシューマン(Schumann)域(185 nm 以下)およびミリカン(Millikan)域(60 nm 以下)とよぶ.近紫外線はエネルギー的には3~7 eV にあたり,原子・分子および固体中の電子のエネルギー準位間の値に相当するので,光化学や光物性の研究手段として有効な電磁波である.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
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…光のスペクトルでいうと,紫色の外側に相当するのでこの名がある。区分はまちまちであるが,波長が300nmより長い領域を近紫外線,200nmより短い領域を遠紫外線ということもある。紫外線の波長範囲は,光子エネルギーに直すとほぼ3eVから100eVとなるが,このエネルギーは,分子を解離させ化学反応を誘起したり,原子や分子を電離したり,一部の内殻電子を励起したりするのに十分な値である。…
※「近紫外線」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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