グラフトン石(読み)グラフトンせき

最新 地学事典 「グラフトン石」の解説

グラフトンせき
グラフトン石

graftonite

化学組成鉱物単斜晶系,空間群P21/c, 格子定数a0.887nm, b1.157, c0.617, β99.2°,単位格子中4分子含む。ふつう塊状,まれに柱状結晶。ピンク~帯赤褐色,分解すると暗褐色半透明で,ガラス~樹脂光沢劈開{010}に明瞭,{100}に不明瞭。硬度5,比重3.67~3.79。薄片では無色~淡ピンク色,屈折率α1.695~1.709, β1.699~1.714, γ1.719~1.736, 2V(十)43°~60°, 光分散vrあるいはrv強。Mn2>Fe2はgraftonite-(Mn),Ca>Fe2+はgraftonite-(Ca)とされる。リン酸塩ペグマタイト中にトリフィル石などとともに初生鉱物として産する。日本では茨城県かすみがうら市雪入から少量産出した。名称は,原産地の米国ニューハンプシャー州,Graftonに由来。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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