化学辞典 第2版 「グルクロニド」の解説
グルクロニド
グルクロニド
glucuronide
グルコシドウロン酸ともいう.D-グルクロン酸のグリコシドの総称.天然のものはすべてβ形で,アグリコンとしてはサポゲニンを含むさまざまなアルコール,フェノール,アミン類および芳香族カルボン酸のエステル形が知られている.生体内ではUDP-グルクロン酸をグルクロニル基の供与体としたグルクロン酸抱合,すなわち解毒反応が肝臓中で進行し,不要有機物質が水溶性の高いグルクロニドとして尿中に排出される.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報