最新 地学事典 「グレンビル造山帯」の解説
グレンビルぞうざんたい
グレンビル造山帯
Grenvillian orogeny
13〜9.8億年前の造山帯。現在その痕跡は,北は英国のスコットランドから,カナダのラブラドル,米国北東部のアディロンラック山地を経て,北米アパラチア山脈の西側に沿って連続し,南はメキシコへと続く。ロディニア大陸形成時(最盛期11億年前)のローレンシア大陸の南東部に位置し,かつて巨大山脈をつくっていた。角閃岩相~グラニュライト相の変成作用を被っている地質帯である。8〜7億年前のロディニア大陸分裂は,この変動帯の東縁で起こり,古大西洋(イアペトゥス海)をつくった。
執筆者:清川 昌一
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

