ケイチョウフィルム(読み)けいちょうふぃるむ

最新 地学事典 「ケイチョウフィルム」の解説

ケイチョウフィルム

学◆Kueichouphyllum

刺胞動物門花虫綱四放サンゴ目Cyathopsidae科の一属。大型の単体サンゴで貴州サンゴとも。円錐~円柱形。直径10cm,隔壁数200以上に達するものがある。隔壁の微細構造,隔壁の主象限における肥厚の有無,床板の形態などでパレオスミリア属(Palaeosmilia)から区分される。石炭紀の上部Tournaisian~Viséanにほとんど限定される。トルコアルメニア・中央アジア・チベット・中国南部・日本など,テチス域から産する。日本では南部北上・日立福地・九州(柿追)などから産出。Kueichouは中国の貴州(省)に由来。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

関連語 江崎

世界大百科事典(旧版)内のケイチョウフィルムの言及

【サンゴ(珊瑚)】より

…日本ではシルル紀から二畳紀にわたり,それぞれの紀に特徴的な種属が報告されており,示準化石として有効なものが多い。その例としてカルセオラCalceola,ケイチョウフィルムKueichouphyllum(貴州サンゴ)やワーゲノフィルムWaagenophyllumなどがある。 六放サンゴ類は中生代三畳紀から現在まで知られている花虫綱の一グループで,過去,現在を通じてサンゴ礁を形成してきたもっとも重要なグループである。…

※「ケイチョウフィルム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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