けざけざ(読み)ケザケザ

デジタル大辞泉 「けざけざ」の意味・読み・例文・類語

けざ‐けざ

[副]《「けさけさ」とも》際だって、はっきりしているさま。はっきり。くっきり。
「にぶ色のうちぎに―と見えたる、絵にかきたるやうにめでたければ」〈浜松・四〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「けざけざ」の意味・読み・例文・類語

けざ‐けざ

〘副〙 (「けさけさ」とも。多く「と」を伴って用いる) はっきりときわだっているさまを表わす語。くっきり。あざやか。きわやか。
源氏(1001‐14頃)野分「日のはなやかにさし出でたるほど、けさけさと物きよげなるさましてゐ給へり」
愚管抄(1220)七「世の中の目のまへにかはりぬる事を、かくけざけざとみ侍ことこそ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android