ケディリ(読み)けでぃり(その他表記)Kediri

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ケディリ」の意味・わかりやすい解説

ケディリ
けでぃり
Kediri

インドネシア、ジャワ島南東部の都市。クディリともいう。ブランタス川中流に位置し、ウィリス、クルード両火山に挟まれたケディリ平野の中心地である。人口23万6305(2000)、80万0716(2018推計)。付近で栽培される米、キャッサバ、コーヒーなどの集散地として発展した。中世にはケディリ王国の栄えた地で遺跡も多い。北東のパレは、かつてアメリカ文化人類学者ギアツが住み着いて、一連のジャワ文化研究を行った土地として知られる。南郊のブリタルには初代大統領スカルノの墓がある。

[別技篤彦]

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世界大百科事典(旧版)内のケディリの言及

【クディリ】より

…人口23万6000(1990)。ケディリとも呼ぶ。北東に流れるブランタス川の中流に位置する。…

※「ケディリ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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