普及版 字通 「ゲツ・ひこばえ」の読み・字形・画数・意味

19画
(異体字)
21画
[字訓] ひこばえ
[説文解字]

[字形] 形声
声符は
(げつ)の省文
(せつ)。一たび切り倒した木から、また芽生えるものをいう。草木に関する字であるから、上部を艸とし、
の字形となり、また別に形声字として
が作られた。〔説文〕六上にその
を正字とし「伐木の餘なり」と訓し、獻(献)(けん)声とする。また〔書、盤庚上〕「
木の由
るが
(ごと)し」の文を引く。今本は
に作り、〔説文〕唐写本木部の字も
に作る。〔広雅、釈詁三〕に「
(つみ)なり」、〔広雅、釈言〕に「
(わざは)ひなり」と訓するものは、
字の義と混じたものである。[訓義]
1. ひこばえ。切株から芽生える。
2. きる、枝をはらいつくす。
3.
と通じ、わざわい、つみ。[古辞書の訓]
〔名義抄〕
キハタ・ヒコハユ 〔
立〕
キハタ・ヒコハエ・ハヒマユミ[熟語]

▶[下接語]

・萌
・妖
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

