ゲーレン石(読み)ゲーレンせき

最新 地学事典 「ゲーレン石」の解説

ゲーレンせき
ゲーレン石

gehlenite

化学組成Ca2Al(SiAl)O7鉱物ゲーレナイトとも。正方晶系,空間群, 格子定数a0.769nm, c0.5067, 単位格子中2分子含む。自形は正方短柱状。無・灰褐・黄灰・灰緑色,ガラス光沢。条痕白。比重3.04,硬度5.5。劈開{001}にわずかにあり,薄片で発達することがある。光学的一軸性負,屈折率ε1.658, ω1.669。メリライト黄長石)族鉱物の一端成分。典型的な高温生成の鉱物。苦鉄質火山岩などに産するものは一般に化学組成変化が複雑で,Na, K, Sr, Mg, Fe2+, Fe3+, Mnなどを含むことがあり,準長石と同等の扱いを受け,和名の由来ともなっている。石灰岩接触帯・カーボナタイト中のものは,組成変化がやや単純である。化学組成変化様式ではMgSiがAlAlを置換するほか,NaSiがCaAlを置換することもあり,メリライト族鉱物は大幅な置換が常に組合せ置換の形で出現する,造岩鉱物としては数少ない例に属する。日本では島根県西浜田のアルカリ火山岩中に発見された。なお,原子配列上Alはすべて4配位であるため,基本基を[Al2 SiO7]の形で表現することもある。[加藤 昭・吉井 守正]

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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