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黄長石 おうちょうせき

大辞林 第三版の解説

おうちょうせき【黄長石】

褐色または黄色でガラス光沢があるケイ酸塩鉱物。造岩鉱物として塩基性火山岩などに含まれる。メリライト。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

黄長石
おうちょうせき
melilite

メリライトともよばれる鉱物。マグネシウムに富むオケルマン石kermaniteと、アルミニウムに富むゲーレン石gehleniteとの固溶体を表す系列名。成分変化によって色も変化する。正方短柱状結晶をなし、細柱状にはならない。高温生成の岩石のスカルン中、あるいはケイ酸分に乏しいアルカリ火山岩中に産する。またカーボナタイト(炭酸塩鉱物からなる火成岩)の主要構成鉱物として産する。日本では、ゲーレン石成分に富むものは広島県庄原(しょうばら)市久代(くしろ)、岡山県高梁(たかはし)市備中(びっちゅう)町布賀(ふか)などのスカルン中に大きな結晶や塊を産する。オケルマン石成分に富むものは、島根県浜田市長浜の霞石(かすみいし)を含む玄武岩中に少量産する。英名はこの鉱物の一般的な色から蜂蜜(はちみつ)を意味するギリシア語に由来する。[松原 聰]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の黄長石の言及

【メリライト】より

…黄長石ともいう。化学成分はゲーレナイトCa2Al2SiO7オケルマナイトCa2MgSi2O7を両端成分とする固溶体であり,Caを置換してNa,Kが,Al,Si,Mgを置換してFe3+,Fe2+などがしばしば含まれる。…

※「黄長石」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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