葡萄石(読み)ブドウセキ

関連語 名詞 加藤

精選版 日本国語大辞典 「葡萄石」の意味・読み・例文・類語

ぶどう‐せきブダウ‥【葡萄石】

  1. 〘 名詞 〙 鉱物一種。アルミニウムとカルシウムの含水珪酸塩。斜方晶系に属す。しばしば、淡緑色葡萄状の集合として産するところからいう。〔鉱物字彙(1890)〕

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最新 地学事典 「葡萄石」の解説

ぶどうせき
葡萄石

prehnite

化学組成Ca2Al[(OH2|AlSi3O10]の鉱物。[ ]外のAlはFe3によって置き換えられることがある。直方晶系または単斜晶系,空間群P2cmまたはP21/m前者についての格子定数一例a0.461nm, b0.547, c1.848, 単位格子中2分子含む。無・白・淡緑色,ガラス光沢。硬度6~6.5は層状珪酸塩鉱物中最高。比重2.94。劈開{001}に明瞭。光学的二軸性正,2V65°~70°。屈折率はFe3に乏しいものでα1.611, β1.615, γ1.632。玄武岩・粗粒玄武岩などの空隙中に球顆状の集合をなすほか,ぶどう石-パンペリー石相に属する苦鉄質岩起原の広域変成岩の主成分鉱物をなす。またある種のスカルン,花崗岩質ペグマタイト,比較的高温生成の熱水鉱脈の脈石など,鉱物中で最も多種多様の産状をもつといわれている。自形は直方体あるいは菱形板状ないし柱状。理想化学組成式上,珪酸鉱物と共存しない沸石スコレス沸石)から水分を引いてCa(OH)2を加えた形になっているにもかかわらず,石英と共存する。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「葡萄石」の意味・わかりやすい解説

葡萄石
ぶどうせき
prehnite

斜方晶系の鉱物。 Ca2Al2Si3O10(OH)2 。顕微鏡下で識別される大きさのものが主。ローソン石に似ているが複屈折が大きい。塩基性火山脈,空洞中に2次的鉱物として沸石などと共生して産出する。弱い変成作用を受けた堆積岩中にも産出する。

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