コアツモリソウ(読み)こあつもりそう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「コアツモリソウ」の意味・わかりやすい解説

コアツモリソウ
こあつもりそう / 小敦盛草
[学] Cypripedium debile Reichb.f.

ラン科(APG分類:ラン科)の多年草。根茎は短く、横走する。高さ10~20センチメートル。葉は2枚が対生して平らに開き、広卵形光沢があり、長さ2.5~6センチメートル。花は茎頂に細い花柄で垂れ下がって1個つき、淡黄緑色で径約2センチメートルである。日本各地の針葉樹林に生え、台湾中国にも分布する。

井上 健 2019年5月21日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のコアツモリソウの言及

【アツモリソウ(敦盛草)】より

…低山帯の竹林などの林下に生え,時に群生する。コアツモリソウC.debile Reichb.f.は,全体小型で,卵形の光沢のある葉が対生状につき,花は垂れ下がって咲く。温帯の林床に生える。…

※「コアツモリソウ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む