コイサン語系諸族(読み)コイサンごけいしょぞく(その他表記)Khoisans

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コイサン語系諸族」の意味・わかりやすい解説

コイサン語系諸族
コイサンごけいしょぞく
Khoisans

南アフリカ共和国ナミビアを中心に住むコイ族サン族総称。かつてはそれぞれホッテントット,ブッシュマン蔑称で呼ばれた。この2つの集団は,形質,言語,文化的に類縁性を示し,近隣バンツー語系諸族とは著しく異なる。身長はかなり低く,黄褐色で皺がちの皮膚,暗色の毬状毛,脂臀,引延ばされた小陰唇などを特徴とする。コイサン語は,クリックと呼ばれる特徴的な吸着音をはじめ共通特性をもっているが,他民族にもみられ,下位語群の類縁関係は明らかでない。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む