コオビフォラ遺跡(読み)コオビフォラいせき(その他表記)Koobi Fora

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コオビフォラ遺跡」の意味・わかりやすい解説

コオビフォラ遺跡
コオビフォラいせき
Koobi Fora

ケニアの北部,トゥルカナ湖東岸に位置する猿人化石の包含地。年代は鮮新世から更新世(約 400万~70万年前)にわたる。地層多数の火山灰層を含み,それぞれの降灰年代がカリウム・アルゴン法によって測定されている。1975年以降,リチャード・リーキーらによってヒト科の化石が多数発見された。それらの年代は約 200万~140万年前にわたっており,アウストラロピテクス属とホモ属の両方が含まれている。また,オルドワン型の石器も出土している。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android