こぐらかる(読み)コグラカル

デジタル大辞泉 「こぐらかる」の意味・読み・例文・類語

こぐらか・る

[動ラ五(四)]
糸などがからまって解けなくなる。もつれる。こんがらかる。
「桃か桜か―・った様な枝風えだぶりのが」〈小杉天外魔風恋風
物事が複雑に入り組む。紛糾する。こんがらかる。
はなしもつれて、―・って、わからなくなった」〈二葉亭訳・夢かたり〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「こぐらかる」の意味・読み・例文・類語

こぐらか・る

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙 糸などが入りまじって、もつれからまる。乱れからまる。また、物事が入り組んで複雑になる。紛糾する。こんがらかる。
    1. [初出の実例]「伊勢屋の吊燈(てうちん)丹州やの吊燈とこくらかって来る」(出典洒落本・面美知之娌(1789‐1802頃)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android