こぐらかる(読み)コグラカル

デジタル大辞泉 「こぐらかる」の意味・読み・例文・類語

こぐらか・る

[動ラ五(四)]
糸などがからまって解けなくなる。もつれる。こんがらかる。
「桃か桜か―・った様な枝風えだぶりのが」〈小杉天外魔風恋風
物事が複雑に入り組む。紛糾する。こんがらかる。
はなしもつれて、―・って、わからなくなった」〈二葉亭訳・夢かたり〉

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精選版 日本国語大辞典 「こぐらかる」の意味・読み・例文・類語

こぐらか・る

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙 糸などが入りまじって、もつれからまる。乱れからまる。また、物事が入り組んで複雑になる。紛糾する。こんがらかる。
    1. [初出の実例]「伊勢屋の吊燈(てうちん)丹州やの吊燈とこくらかって来る」(出典洒落本・面美知之娌(1789‐1802頃)一)

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