コサック・シュチュツカ(読み)こさっくしゅちゅつか(その他表記)Zofia Kossak-Szczucka

日本大百科全書(ニッポニカ) 「コサック・シュチュツカ」の意味・わかりやすい解説

コサック・シュチュツカ
こさっくしゅちゅつか
Zofia Kossak-Szczucka
(1890―1968)

ポーランドの女流小説家。カトリック系作家として知られる。有名な芸術家画家の家系コサックの出。『炎(ほのお)』(1922)でデビューし、とくに歴史小説分野成功多く作品を残した。『十字軍騎士』(1935)が代表作。第二次世界大戦中は逮捕されてアウシュウィッツ収容所にあり、戦後のスターリン体制下ではイギリスに亡命していたこともある。

[吉上昭三]

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