コシダカモノアラガイ(読み)こしだかものあらがい(その他表記)dwarf pond snail

日本大百科全書(ニッポニカ) 「コシダカモノアラガイ」の意味・わかりやすい解説

コシダカモノアラガイ
こしだかものあらがい / 腰高物洗貝
dwarf pond snail
[学] Fossaria truncatula

軟体動物門腹足綱モノアラガイ科の巻き貝。淡水産で、ヨーロッパからアジア北部に広く分布し、日本では北海道に分布している。本州にも移入した個体群がみられる。殻高80ミリメートル、殻径50ミリメートルぐらいで、殻は薄質の長卵形黄褐色を帯び、螺塔(らとう)はわりあい高い。殻口は卵形で、軸唇はほとんどねじれていない。蓋(ふた)はもたない。ウシヒツジヤギなど家畜寄生虫である肝蛭(かんてつ)の中間宿主である。

[奥谷喬司]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む