こそりこそり

精選版 日本国語大辞典 「こそりこそり」の意味・読み・例文・類語

こそり‐こそり

〘副〙 (多く「と」を伴って用いる)
① 乾いたものが触れ合ったりして続けざまにたてるかすかな音、また、そのさまを表わす語。
俳諧・となみ山(1695)「ちくとした風呂敷さげて戸をたたき〈支考〉 こそりこそりとそよぐ黍の葉〈惟然〉」
② 人に知られないようにそっと物事をする時にたてる音、また、そのさまを表わす語。
※俳諧・枯尾花(1694)下「かしらにつれて揃ふむしの音〈游刀〉 茸狩りはこそりこそりと道かへて〈丈草〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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