コマカ島(読み)こまかじま

日本歴史地名大系 「コマカ島」の解説

コマカ島
こまかじま

[現在地名]知念村久手堅

知念ちねん岬の南東約二・五キロに位置する無人島久高くだか島ではフマカといい、細かい・小さいの意。面積約〇・〇二平方キロ、周囲約三五〇メートル。標高八・二メートルで琉球石灰岩からなる。「おもろさうし」巻一一の九五に「一 こまかのみおに(こまかの澪に)/おれ みもん(それ 見事)/又 くたかのみおに(久高の澪に)/又 さんあみ むすひおろちへ(ザン〔ジュゴン〕網を結び下ろして)/又 かめあみ むすひおろちへ(亀網を結び下ろして)/又 さん ひやく こめて(ザンを百込めて)/又 かめ ひやく こめて(亀を百籠めて)/又 さん ひやく とりやり(ザン百採って)/又 かめ ひやくとりやり(亀百捕って)/又 おきなます せゝと(沖膾にしようと)/又 へたなますせゝと(辺膾しようと)/又 てかち ゑらて のせて(手梶選んで乗せて)/又 おきはいたての いそいて(沖延え立てを励み)/又 ひせはいたての いそいて(干瀬延え立てを励み)」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「コマカ島」の解説

コマカ島

沖縄県南城市、知念崎の南東約2.5kmに浮かぶ琉球石灰岩の無人島。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

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