コミック資料(読み)こみっくしりょう(その他表記)comics material

図書館情報学用語辞典 第5版 「コミック資料」の解説

コミック資料

様式化,単純化された絵と吹き出しのせりふからなる場面(コマ)の連続によって表現された絵物語であるコミックを主な収録内容とした資料.4コマのギャグ的なものから単行書にして数十巻に及ぶ長編まである.「漫画」と意味が重なるが,一コマ漫画と区別して「マンガ」と表記したり,特に写実的,大人向きのマンガを「劇画」と呼んだりする.ストーリー性の強いコミックが発達したのは第二次大戦後からで,現在のコミックは本来のコミカルなものという枠を越え,あらゆるテーマ,題材を扱う表現ジャンルとなっている.コミックは主に雑誌に連載され,多くは後に単行書や文庫本として刊行される.同人誌も多い.長く図書館では収集対象とならず,また書誌コントロールの対象外とされてきたが,その市場としての大きさや,読者層の広がりから見て,コミック資料の提供と保存は図書館にとっても大きな課題とされている.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

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