ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コラーゲン注射法」の意味・わかりやすい解説 コラーゲン注射法コラーゲンちゅうしゃほう 皮膚や軟部組織の陥凹・変形部や,加齢によってシワができた部位にコラーゲンを注入して修復する方法。眉間や額,鼻唇溝部のシワでは,1本のシワについて1,2回の注入で矯正できる。かつてはパラフィンやシリコン剤の注入などが試みられたが,いずれも異物反応による副作用の危険が高く,満足のゆく結果が得られなかった。コラーゲンは牛の真皮から抽出・精製したもので異物反応が少なく,世界ですでに 20万人以上が,この治療を受けたと推定されている。注入に当たっては事前に約1ヵ月間,組織反応の検査を行なう必要があるが,外科的な手術なしで済む利点がある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by