ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コリエンテス州」の意味・わかりやすい解説 コリエンテス〔州〕コリエンテスCorrientes アルゼンチン北東部の州。州都コリエンテス。メソポタミア (「川の間の土地」の意) と呼ばれる地域の中部を占める州で,西と北をパラナ川,東をウルグアイ川によって限られ,川をへだてて北はパラグアイ,東はブラジルとウルグアイに相対する。北部は全体に低平で湿地帯が多いが,南部にはゆるやかに起伏する丘陵地帯が広がり,コリエンテス川をはじめとする多数の川が流れる。亜熱帯気候の北部では主産業は農業で,イネ,ワタ,柑橘類,タバコなどが栽培され,南部では牧牛と林業が重要。工業は未発達であるが,近年観光業が盛んになりつつあり,州内各地に狩猟や魚釣りの施設がつくられている。北東部では川が主要な交通路であるが,おもな町は鉄道,道路で結ばれている。面積8万 8199km2。人口 79万 5021 (1991推計) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by