コルドバ山脈(読み)コルドバさんみゃく(その他表記)Sierra de Córdoba

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コルドバ山脈」の意味・わかりやすい解説

コルドバ山脈
コルドバさんみゃく
Sierra de Córdoba

アルゼンチン中北部,コルドバ州西部を中心に南北に連なる山地。東のチカ山脈,中央のグランデ山脈,西のグアサパンパ,ポチョ両山脈の3列の並行した山脈から成り,全長約 500km。西方にそびえるアンデス山脈に比べて,地質的に古く,開析が進んでいるため,平均標高 2000m前後の低い山地となっている。最高峰チャンパキ山 (2884m) 。アンデス山陰にあたるため雨が少く,年間を通じて快適な気候に恵まれ,深い谷,峰,高原など変化に富む美しい風光と相まって,観光・保養地帯となっており,山間にはコスキン,カルロスパス,ラファルダなど多数の保養地がある。東麓のコルドバがそれらの観光基地で,ここから山間に道路が通じる。

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